11/9 ツール・ド・おきなわ 女子国際ロードレース100km(後編)

今までのレース展開は下記で確認してください

11/9 ツール・ド・おきなわ 女子国際ロードレース100km(前編) - シマのじてんしゃ日記 ~Beyond Borders~

11/9 ツール・ド・おきなわ 女子国際ロードレース100km(中編) - シマのじてんしゃ日記 ~Beyond Borders~

 

 55Km地点。

チェーン落ちた!

やばい!!と、脚をとめたら、、、

更に足が攣ったぞ

急停車したので、後ろの男性たちにご迷惑を。。。。

この場をかりてお詫び申し上げます。

 

脚をついたら、、、、

尋常ではない痙攣が両足に!!!

サドルから腰を上げることもできず、全く動けずその場で悶える。

そこにタイミングよく大会のサポートカーが登場!

大丈夫ですか?と聞かれるが、

「チェーン落ちなので大丈夫です」

と答えるが、全く動けない私に、

「本当に大丈夫ですか?」と再確認。

「大丈夫なので、とにかく行ってください」といって、進んでもらう。

しかし、全然痙攣が収まらない。。。。むしろ激しくなる。

その間もバンバン人が抜いていく、

そして、女子二人も抜いて行った。

「まだ、私の後ろに人がいたのか。

 ・・・・これで私が最下位になっただろう」

そう思って焦るけど、痙攣は収まらないので、動けず。。。。

 

やっと自転車をまたげる状態になり、チェーンを直す。

あっという間に直ったけど、

結果的にここで3分もロス。

なにより痛かったのは、、、、

この時間に多くの人が抜いて行った結果、

集団や同じくらいのペースの人がいなくなってしまった。

やばい・・・・

いや、でも、まだ大きく時間の余裕はあるし、

普段も一人で走っていること多いし、

海側に出れば追い風なはずだし!

と思って、レース再開。

 

しかし、

どこまでいっても、ほどよいペースの人に出会えず、

 

 

 

どこまでいっても、、追い風にも出会えず、

 

 

 

 

どこまでいっても、、、関門に出会えず。

 

 

 

 

 

どこまで行っても、、、、アップダウン・・・。

 

 

 

 

 

向い風が強烈過ぎた・・・・、痙攣は何度も何度も起きた。

片足ペダリングのように漕ぐことも多々。

もう足が痛くて痛くて、辛くて、

踏めないどころか、、、よく走っているなと。

このころに、フォルツァの顔見知りに抜かれたけど、

後々で「ヘロヘロだった」と証言されるくらいでした。

慶左次から阿部までの坂はワットも上りで平均140前後とか。

あれだけあった関門時間の余裕も、

宮城で減り、阿部ではとうとう10分しかアドバンテージ・・・・

もうだめかも、と思う。

そう思った瞬間、

「行ける!行ける!行け!!!」というハンドルの言葉を思い出す。

もう呪文のように頭で唱える。

しかし、気持ちと体は裏腹でこの止まらない痙攣。

 坂で、多くの男性が道端に倒れて、痙攣と戦っている。

もう、私も倒れたい。

もしかしたら、脚をついて休憩したほうが復活するのでは、、、

自分のいいように思おうとした。

でも、脚はつかないで、ひたすら回して漕ぎ続けた。

なぜなら、最後まであきらめたくなかったのもあるけど、

 

大浦トンネルで仲間が待っているから。

 

多分、あの時の私を動かしているのはこの想いだけだった。

去年の私は、DNFになってバスで戻ったけど、

そうとは知らずトンネルで待っててくれたAKさん。

まして、前日に励ましの浜辺メッセージをくれて励ましてくれた。

自転車に引き込んでしまったコルナゴAちゃん。

レースに出たくても出れない師匠。

大好きなオリオン奥様。

待ってくれているみんなのところへ1秒でも早くいきたいし、

上手くはいえないけど、逃げた自分では行きたくなかった。

ゼッケンを外したとしてもあそこまでは行きたいんだ。

だから、大浦のトンネルがの坂が見えた時、

ここから続く坂を思ってげんなりしたはずなのに、

それよりもまだゼッケンをつけたまま、

レースから降りていない状態でたどり着けたことに安堵した。

でも、もう両足使い物にならず、

「このまま頂上で自転車おりてもいいかも。

 もう頑張った。車に乗りたい」

って正直思いました。

そんな弱い気持ちの私の耳にはっきりと頂上から声が聞こえました

 

「いたーーーーーーーーーー!」

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大浦のトンネルでは思ったよりも人が前を走っていて、

(写真の通り、後ろには人がいませんでしたがw)

正直あんな遠くから発見されるとは思っていなかった。

だから、驚いたし、その瞬間に足に力が少しだけ戻って気がした。

チームメイトだけではなく、イルクオーレのりっちゃんもいた。

みんな

「諦めんな!」

「まだ行ける!!!」

って大声で叫んでる

 

次の関門まであと7分。

正直絶望的な時間だし、それは応援している側もわかっている。

それでも、「諦めんな!」って叫んでくれている。

ここで、

 

自転車降りる人いますか?

頑張らない人間いますか??

 

私にできることは、最後まで踏むことです。

ここから交通規制解除されるまでは、力の限り走りました。

しかし、残念なことに川上に着く前に交通規制が解除され、

その時点でDNF決定でした。

なんとかこうにか川上に着いて足をついた瞬間。

本日二度目の全く動けなくなる痙攣。

自転車から降りることが出来ない。

何分悶絶したことでしょうか?

その間に女子選手が1人辿り着いた。

あ、私より後ろに人はいたらしい。

どうにか、こうにか、動けるようになりタグを返しに行くと、

さっきの人しかタグを返していなく、

脚きりは二人か?

一応最下位ではなかったのね?

とおもったのですが、リザルトをみると、

 

 

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 まだ後ろに人はいて、脚きり1号は私だったようです。

・・・

脚きりには変わりありませんけどね。。。。

 

自走でゴールまで帰り、応援してくれた仲間と合流。

 今回は絶対泣かないって決めていたけど、

顔を見たら、やっぱりちょっとだけ泣いちゃいました。

これだけ素敵な仲間がいて、

みんなの喜ぶ顔が見たかったし、喜ばせたかったけど、

またもや結果を残せず・・・。

自分の弱さに嫌気がさす。

 

 

こうして、私の2014年のレースは終わりました。

というか、もはや、2014年が終わりました。

 

 

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