10/17 ジャパンカップオープンレース女子(本編)
朝四時半起床。
今日は出勤日なのに休みをとった。なので、前泊は無理なので当日入り。
今回のレースから前日沢山たべる方針に変えたので、
体重測定したら、そりゃ増量、51.8Kg。
ただ、体重が増えやすいバイオリズムのわりには、まだいい値かな?
ただ、やはり足はだるいかな~。昨日よりはいいけど。
「いまどこにいるの?」事件があり、
出発が遅れたけど、順調に進む。
順調でなかったのは、、、雨ですね。
そして、雨の影響で駐車場がぬかるんでいて、、、、
スタック事件・・・・。
抜け出させなくて、、、、ちょーーーー困りました。
大ピンチなときに助けてくれたのは、同じ駐車場に居合わせた方々。
駐車場にいた大会関係者の皆様、
日立仲間のUnityの方々や、たまたま近くにいた見知らぬ他チームの方。
多くの方が車を押してくれました。
特に日体大の皆様は、大人数で車を押していただいただけではなく、
タイヤを救出するために板も貸してくれ、心からお礼申し上げます。
そんなハプニングだらけで、逆に無駄に緊張する時間もなくていい傾向?
ポジティブシンキング!?!?
しかし、今度は出走サインにいったら、
ドーピングの紙を駐車場に忘れて大幅に時間をロスしてしまい
アップする時間があまりなくなってしまった。
駐車場がぬかるんでいるのでローラーは難しく、
実走で10分ほどアップ。
300~500Mくらいの道を全力ダッシュ。
全然心拍上がらない。。。最大169拍。アップになってないような・・・。
ドーピングの紙を忘れた私が悪い。
雨は止んだけど、今日は降ったりやんだりを繰り返しているので、
雨用インナーをきて、レインジェルを脚にべったりぬって、いざスタート地点へ。
応援に来てくれた仲間と合流。
photo by ゆみさん
はい、恒例のこれだけ人がいても選手は一人ですw
そんなバタバタしていましたが、スタートラインに並びました。
2列目端に並び、昨年同様ReadyGoJapanの真後ろ。
引用元 シクロワイヤード。
豪華メンバーです。
豪華メンバーだけど、さすがに三回目出場。
それだけではなく、ツールドおきなわ、全日本で何度か走っているメンバーなので、
以前のように○○選手だとかドキドキすることはなくなっている。
今回の目標と作戦。
何が何でも、完走。
正直なことを言うと、ジャパンカップの足切が緩くなったと思っています。
今回は、先頭から10分&男子と混走可。
しかも台風の影響で走行距離も30Kmに短縮。
(去年までは42Km。男子の先頭と3分差になったら終了。難易度高い)
この条件で完走ができなければ、、、もうこの先も無理だと思うし、
完走できなかったら、もうレースはやめようとも思っていた。
(完走できても、満足して終わりにするかも、とも思っていますがw)
序盤や中盤にレースっぽいことしたってリザルトに残らなければ、意味がない。
完走したうえで、レースをしなければ。
そんなわけで、今回はまずは完走です。
で、どうやったら完走できるか。
一人で走る状況に陥ってはいけない。
そのためには、1周目の古賀志をどうにかくらいついて、
なんらかの集団にいなければならない。
(古賀志を楽にするためにも、そこまで先頭付近に位置取っていたい)
ただ、古賀志でオールアウトしてしまったら終わりだし、
1~2周目で痙攣を起こしてしまったら、意味がない。
とにかく三周走ることを意識!
そして、定刻通り、スタート。
photo by あさやん
例年よりスタートのスピードが速い気がする。
それともアップ不足?ということで、けっこうキツイ。
位置を落とさないでいることで精いっぱいで前には行けなかった・・・・
そして、古賀志へ。
ここが正念場。正念場だけど、、、キツイ。
軽いので回し過ぎないように気を付けて、
残り500Mって看板あたりまではついていけていたが、
そこから勾配がぐっとなるあたりで、
ペースもあがり、私は千切れ始める。
「やばい」
しかも、先頭集団にはまだまだ人がいる。
自分が最後尾なのか?と不安に振り向くと、私の後ろに人は少しいる。
ほっとした反面、過去2年と同じ繰り返しか?と弱気になった時に、、、
あきらめんなー、って声が頭の中で流れた。
去年のおきなわの羽地ダムで聞いたあの声で。フラッシュバック??
この声が聞こえたら諦めらんないでしょ。
photo by 岡元恒治
諦めず先行する先頭を確認した。
うん、諦めてない証拠だ。とにかく頑張って古賀志を通過。
下りは人が見えないので、逆に二車線フル活用できる。
みずちゃさんと今年何回か走って学んだ、下りはアウタートップ。
脚を回しながら、すいすいとくだっていくと
途中でReadyGoJapanの須藤選手が見えた。
あ、この走り、今年のもてぎで学んだ「上りで余力持って。下りで追いつく作戦?」
結構いいかも、残り2周もこれでいこうかな、と思った。
そして、そのまま追いついて、二人で県道へ。
先頭集団が肉眼で確認できる。踏めばいけるのかな?
ただ、正直、、、怖くなった。
また前半で無駄に体力使って、後半ヘロヘロになって、完走できなかったら、、、
今回は完走が目的なんだから、、、
と正直ここから守りに入った走りになりました。
追いたいと思いつつ、もがいたりせず走っていたら、
そりゃ、、、後ろから人が追いついて、5~6人の集団に。
で、そのまま、2周目突入。
photo by ゆみさん
そして、この後ろに、まだReadyGoJapanの選手が二人いたと思います。
ただ、前に見える小沼選手が強いので、ついていきたいと注意していた。
、、、けど、
古賀志の中盤あたりで?またもや、ちぎれてしまう。
photo by 岡元恒治
photo by 岡元恒治
小沼さんの姿をみながら必死に追っている姿です。
だめだ、トルクがなさすぎる、、、急こう配でみるみる離されていく。
ここで燃え尽きてもいい!というくらい踏めばいいものを、
痙攣とか余力が気になって、つらいペースだけどリミッターをこえず。
実力も違いますが、前を本気で追う気持ちの差も出た気がします。
そんな中途半端なので、下り頑張ってももちろん小沼選手はみえず、
結局ここで3人組になり、三周目突入。
田町以降のアップダウンも、古賀志同様、
余力残してのぼり少し離れても焦らず、上り返しでつめて、の繰り返しをして
三周目へ突入。
はじめてジャパンカップの最周回ジャンをきく。
トップと4分半くらい離れていると聞き、
そこまで離れているのは残念だったけど、完走がかなり近づいていると思った。
そして、このまま3人で進みそうだ。
せめて、三人の中では一番になりたいと思い、どうすべきか考えていた。
とりあえず、古賀志は、、、今までと同じ作戦で。余力残して、、、
photo by 岡元恒治
って、全然余力ない顔、、、
ただ、ここを3回通過できたこと、
ここで待っているといってくれた人に姿を見せられたことに「よし」と思った。
そして少しだけ先にいる二人に焦らず下りで追いついて、県道へ。
下りで追いつく作戦は、私にあっているのかな?
脚はまだある、ここから逃げるか?と思ったけど、
それで脚がなくなっておいていかれたらどうしよう、
むしろ、、、他の選手にも抜かれたらどうしよう、、、、
とか、勇気と自信もなく、、、大人しく回す。
田町の坂で吉岡選手がちょっと踏んでいるので、
ここは逃がさないようにこちらも踏んでついていく。
スプリントに全く自信がないので、
早めに仕掛けて離すか、ロングスプリントか、、、と思案し、
その後のアップダウンで何度か踏んでみるけど、大きく離すことはできず、、、
(むしろ、無駄足だったのかな?)
でもスプリントだけはいやで、、、
最後の上り口から、ロングスプリント。
・・・・
二人にかわされ、、、、
photo by ゆみさん
photo by ゆみさん
がっかりしている図。
リザルト。
19位 64:47 トップとの差+7’31 171拍/183 NP181W 158W/441W
ゴール直後、ReadyGoJapanの監督と須藤選手から、
「20番以内だよ、全日本資格とったよ!」といわれて驚いた。
まさか、そんな順位とれるわけがない。とおもったのですが、
格上選手のDNSやDNF、落車があり、思ったより順位が上に位置していました。
棚から牡丹餅です。
ゴール直後、やっと完走できたことで、
「長かった、長かったよ」と何度も何度も言っていました。
三年という長い月日を思い出し、
(古賀志を泣きながら下ったこともありました)
やっと報われたと思ったらちょっとだけ泣いてしまいました。
その反面、
先頭集団も小沼選手も追わず守りに入ったこと、
ローテも牽いてる人が合図を出すのを待ったこと、
いつもの私とは真逆の走りだった気がする。こういう走りがしたいわけではない。
ラストもちぎることが出来なかったことなど、悔しさも残った。
でも、完走できなかったら、もっと後悔していたと思う。
だから、今の自分の力でいえば、これが正解だったんだと思うことにします。
もっと攻める走りがしたければその力を手に入れるしかない。
ただ、完走をしなければ何も始まらない。
何より、大好きな「イマイ・スプロケッツ」というチーム名を、
ジャパンカップという大会のリザルトに残すという大きな夢が叶って嬉しいです。
最後になりましたが、
大会の運営の方や、たくさんの応援をしてくだった皆様、
ほんとうにありがとうございました。