10/19 ジャパンカップ2013オープン女子(中編)

11:05に男子がスタートした、

その3分後が女子のスタート。

その間に大会の人からルール説明をうける

「男子とのタイム差が12分になると、足きりになります」

というようなことを再確認される。

分かってはいたことだけど、改めて厳しいと思った。

とにかく、千切れたら終わりだ。まずはスタートでついていく。

ということだけを念頭においた。

 

11:08~ ジャパンカップ2013オープン女子 DNF

スタートは三列目の左端。

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なんでもっと前に行かなかった!といわれるとそれまでだが・・・。

スタートしても途中で縦になっていくときに、人に前を譲ってしまった

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しかし、そうはいっても、集団にいれたのだから、

この時の位置取りとかは関係なかったんだろうね。

 

古賀志の入り口までは集団で入った。

自分がインナーにしたのも覚えている

で、途中までも集団にいた。

後ろが切れ始めていたのは覚えている

でも、どこらへんから自分が千切れてしまったか覚えてはいない。

真ん中くらいかな?

覚えているのは、某夫婦が応援してくれていた場所では千切れていた。

「まだいける、まだいける」

と大きな声で叫んでもらったことは覚えています

 

で、古賀志の下りは、もう追いつくことしか考えていなく

恐怖とかそんなの関係なく走ったのは覚えています

動画をとってきてもらったおかげでコースも覚えていて、

ラインどりはめちゃめちゃだったかもしれないけど、勢いよく下れた。

その証拠にこの下りで人を抜いた。

 

ただ、平地になった時に、見渡せる範囲でには誰もいなかった・・・

ここから、単独でおうの!?きつい・・・

そう思ったけど、とにかく漕いだ。

タイムアウトがあるんだから、

自分より後ろのメンバーを待ってても仕方がない。

しかし、下りで抜いた人に抜かれ、

古賀志の坂でおいてきた2人の集団にも抜かれました・・・

だったら、待つべきだったのか?今となってはどっちが正解だったか分からない

ただ、最近のぼりより、平地が得意かもとか思っていたが、抜かれた。

最高峰の大会では、むしろ、平地遅いのか、

それとも、私がこの日イマイチだったのか・・・

ただ、ガーミンが不調で、勝手に自動ポーズがかかり、、、

正しいデータが残っていないので、わかりません

 まだそうはいっても、抜いて行った人が目視で確認できる範囲にいて、

追いつけるように必死に漕いだ。

でも、萩までの上りでだんだん見えなくなり

 本当の意味で一人旅。

もうあとはどこで足切されるかというレベルなのはわかっている。

とにかく、必死に走らなければ。

鶴カンで観戦している!という仲間のところへ行こう。

と思って鶴カンののぼり口までいったところで、

「お疲れ様でした」

というアナウンスの声が少し遠くから聞こえた気がする。

え?足切りされている人がもういる!?

しかも、これが聞こえてきたということは、

私も近いぞ!?

まだ一周もしてないのに・・・・

とにかく、漕げーーーーという思いであがっていくと、

仲間がいてくれた。すごく応援してくれた。

「お願いだ、足切なんて会いたくない。またみんなのところに戻ってきたい」

そう思ってあがった。

上がったけど、後でデータを見ると、

試走の時のほうが鶴カン速くあがっていた・・・。

きっともうこの時、脚は売り切れていたのだろう。

実際、攣りそうかもと思った瞬間があった・・・。

 

なんとか2周目に入る。

 

 

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 もう明らかに余力がない・・・

そして、2周目の古賀志の途中で、車が近づいてきた。

え?まさか??いやいや、まだ2週目入ったところだ、違うよね?

と思ったが、

「タイムアウトです。降りてください」

と関係車から声をかけられた。

2013のジャパンカップはここで終わりました。

この瞬間は、「あー、そうか、やっぱり」と思う自分がいた。

クリートを外して鶴カンに戻ろうとしたら、

先に足切にあった人が登ってきて、声をかけてきた

「ゼッケンさえ外せば走れるから、上がったら」

 

そういわれると、逆走するよりは安全かと思って、上り再開。

古賀志の観客から、

「頑張れー」とまだ走っていると思われ応援され

「お疲れ様でした」と足切に気づいている人からは励まされ、

どちらの声援も正直つらかった。

そして、某夫婦もいた。多分すべてを察してくれていた。

察してくれていて

「いけーーいけーーー」と叫んでくれた。

もう無意味だけど、渾身のアタック。それくらいの姿は見せたかった。

そして、あー、これだけの力あるんじゃん、とも思った、

 

そして、古賀志のくだり。

チームメイトが動画を撮ってくれ、自分も研究した。

でも、そこまでしたのに、レースとして下れたのはたった1回。

そうおもったら、悲しくて、情けなくて、ふがいなくて、

自然と涙が出てきた。

生まれて初めて自転車のことで泣いた。

泣いても泣いても涙が出てくる。

 

下りきったところで、古賀志で声をかけてくれた人と会う。

そこから一緒にゴールまで向かう。

JCに何度も出ている人だったので、色々教えてもらいながらポタリング。

ゴール付近まで行くと、チームメイト待っててくれた。

当たり前だけど、全部わかって待っていてくれた。

 

駄目だ。みんなに合流すると、もうだめだった。

どこかで淡い期待をしていた自分の思い上がりに気づかされ、

悔しいとか言える権利もないとくらい力の差を痛感し、

こんなに早く足切も合った不甲斐なさ、

応援に来てくれたのにこんな結末で申し訳なく、

もういろんな気持ちが混ざっていた。

「ごめんなさい」としか言えず、泣いてしまった。ていうか、号泣。

31歳で人前であんなに泣く日が来るとは思わなかった。

カッコ悪い。カッコ悪いけどもうどうにもならなかった。

 

 

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